島根県立三刀屋高等学校掛合分校

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災害支援講習会「アシスト瓦の作成」を行いました
UPDATE: 2025-03-04
3月4日(火)1限に講堂にて、出雲市総合ボランティアセンター登録団体であるビリッキーノより看護師の大迫崇史さんをお招きし、災害支援講習会「アシスト瓦の作成」を行いました。大迫さんは県立こころの医療センターに勤務されながら、昨年地震・水害が立て続けに起こった能登半島へ出向かれ、ボランティアで炊き出し等を行われました。そのときの経験から、現地で必要とされるアシスト瓦の作成等の講習講師として来校されました。

壊れた瓦の代わりとして応急処置にはブルーシート張りが一般的ですが、アシスト瓦には、割れた瓦のみをピンポイントで交換でき、数枚程度であればブルーシートを張るよりも容易に設置できるという利点があります。1~3年くらい使え、身近なもの(ダンボールとシルバーシート、防水テープ等)を使って子どもにも簡単に作れるもので、できあがればメッセージを書いて被災地に想いを届けることもできます(災害レスキューアシスト)。

アシスト瓦の説明や設置の様子、またボランティア活動に出向かれた際の被災地の状況を丁寧に説明を受けながら、実際に作成しました。

現地のニュースは災害発生当時より減ってきていますが、現在も継続した支援が必要な状態にあり、ここ島根にいてもできる支援があることがわかりました。作成したアシスト瓦は学校司書が現地に赴き、皆の思いとともに直接届けることにしています。生徒たちは今日の活動で感じたことを周りへ伝えることができれば、さらなる復興支援の一助につながることも学びました。
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